亜鉛はミネラルの1種で、厚生労働省が示した「日本人の食事摂取基準」では、1日当たり男性8mg 、女性6mgの摂取が推奨されています。たんぱく質の合成や、細胞や組織の代謝に必要な酵素は体内に200種類以上存在しますが、亜鉛はそれら酵素の構成成分であり、育毛にも欠かせない存在です。
亜鉛が不足すると代謝機能が衰えるため、肌荒れや抜け毛、胃腸障害などを引き起こします。新陳代謝が活発な組織ほど、亜鉛不足の影響を受けやすくなります。また、亜鉛不足の人は味の濃いものを食べても薄味、あるいは無味に感じるという味覚障害が起こります。
亜鉛を摂取するのに効果的な食材は牡蠣や豚レバー、牛もも肉、小麦、カシューナッツです。また、亜鉛はビタミンCやクエン酸と一緒に摂取することで吸収率が高まります。カキフライや生牡蠣にレモン汁をかけて食べるのは、亜鉛を摂取するのにとても効果的な方法です。牡蠣が苦手な人は、豚レバーや牛もも肉を食べたり、午後の休憩にカシューナッツを食べると良いでしょう。
食事で摂るのが難しい人は、サプリメントで摂取することもできます。しかし、亜鉛は摂りすぎると鉄分の吸収を阻害し、ひどい場合は頭痛や貧血、吐き気といった急性中毒の症状が起こります。育毛剤と併用する際も、サプリメントは必ず決められた用量を飲みましょう。